コラム

Indeedと求人ボックスの違いと使い分け|飲食・小売の本部・店長向け

Indeedと求人ボックスの違いと使い分け|飲食・小売の本部・店長向け
※写真はイメージです

アルバイトの募集を出すとき、Indeedと求人ボックスのどちらに出せばいいのか。両方に出すなら、何に気をつければいいのか。飲食・小売の本部や店長から、よく受ける質問です。

結論から言うと、2つは仕組みがよく似ているので、「どちらか」ではなく「どう組み合わせるか」で考えるのが現実的です。どちらも無料で求人を掲載でき、有料オプションはクリックされたときだけ費用が発生する「クリック課金型」です。まずは両方に無料で出し、応募が足りない店舗・職種だけ有料にする。そのうえで、応募1件あたりの費用を店舗・職種ごとに比べて配分を決める。この順番が、無駄な費用を抑えやすい進め方です。

この記事では、各社の公式ページで確認できた内容をもとに、2つのサービスの違いと、飲食・小売で使い分けるときの考え方を整理します。

この記事でわかること

  • Indeedと求人ボックスの仕組みの違い(掲載のしかた、有料オプションの課金、応募者の管理)
  • 飲食・小売で使い分けるときの考え方
  • 併用するときの注意点
  • 応募数を伸ばす原稿と運用のポイント
  • 掲載前と掲載後に確認するチェックリスト

※この記事の情報は2026年10月15日時点のものです。サービスの仕様・料金は変わることがあるため、利用前に各社の公式ページをご確認ください。

目次
  1. 2つのサービスの仕組みの違い
  2. 飲食・小売で使い分けるときの考え方
  3. 併用するときの注意点
  4. 原稿・運用で応募数を伸ばすポイント
  5. チェックリスト
  6. まとめ

2つのサービスの仕組みの違い

どちらも無料で掲載でき、有料はクリック課金

Indeedの公式ページでは、初期費用・掲載費用・採用成功報酬はかからず、費用が発生するのは「スポンサー求人(有料オプション)」を自分で設定して利用した場合のみと案内されています(利用規約・掲載基準・使用制限が適用)。スポンサー求人は、求人が求職者にクリックされたときにだけ請求額が加算されるクリック課金型で、予算と掲載期間を自分で設定でき、上限金額も設定できます。

求人ボックスも、企業向けの「採用ボード」では初期費用・掲載費・応募や採用決定ごとの成果報酬は発生しないと案内されています。有料オプションを使うと、検索結果の上位など無料では表示できない「有料枠」に求人が表示され、こちらもクリック課金型です。

求人の集め方|直接投稿と、自社サイトからの自動掲載

求人の載せ方は、どちらも大きく2つあります。

  • 直接投稿。管理画面に求人の内容を入力して掲載する形。Indeedでは審査のうえ数時間〜最大72時間、求人ボックスでは1〜3日程度を目安に審査があり、問題がなければ掲載されます
  • 自社の採用サイトからの自動掲載。自社の採用サイトに載っている求人を、各サービスが読み込んで掲載する形。Indeedでは「クローリング」として、1職種・1勤務地ごとにページが分かれていることなどの条件が示されています。求人ボックスでは「求人収集クローラーによる自動掲載(無料)」として案内されており、採用ボードとの併用はできない(求人の重複を防ぐため)とされています

Indeedには、もう一つの形として Indeed PLUS があります。2024年1月に提供が始まった求人配信の仕組みで、連携している採用管理システム(ATS)に求人を一度投稿すると、Indeedが求人に合うと判断した連携求人サイトに自動で掲載されます。複数のサイトではなく1つのサイトにだけ掲載されることもあると案内されています。

有料オプションの料金の決まり方

表:有料オプションの料金の決まり方(2026年10月時点)

  1. 課金の方式Indeed スポンサー求人はクリック課金型求人ボックス 有料オプションはクリック課金型
  2. 単価の決まり方Indeed 入札。予算に応じて自動で入札を調整する機能もある求人ボックス 25円〜1,000円の入札単価を上限に、掲載順位などで都度決まる。手動と自動を選べる
  3. 予算の設定Indeed 予算と掲載期間を自分で設定。上限金額も設定できる求人ボックス 1日あたり500円から。アカウント全体の月間予算は1万円から
  4. 請求のタイミングIndeed 初回は2,000円、以降は100,000円に達するごと。月内に達しない分は月末締め求人ボックス 初回は2,000円、以降は20,000円に達するごと、または月の切り替わり
  5. 支払いIndeed クレジットカード決済が基本求人ボックス クレジットカードのみ

求人ボックスは、有料求人の掲載順位は入札単価だけでなく、検索キーワードとの関連性、求人の品質、推定クリック率などで決まるため、単価を上げても上位に載るとは限らないと明記しています。また、閲覧数や応募数の増加は保証していないとしています。どちらのサービスでも、単価を上げる前に求人の中身を見直すことが大切です。

応募者の管理

Indeedは、無料の管理画面で応募者とのメッセージや選考状況の確認ができ、無料のWeb面接機能もあります。Indeedエントリーに対応したATSとの連携もできます。求人ボックスは、応募があるとメールで通知が届き、採用ボードの画面で連絡先を確認して企業から直接連絡する形です。応募項目をメールアドレスと名前だけにすることもできます。

図1:2つのサービスの仕組み(2026年10月時点)

Indeed

  • 無料で直接投稿できる(審査あり)
  • 自社の採用サイトからのクローリングにも対応
  • Indeed PLUS:連携ATSから連携求人サイトへ配信
  • 有料はスポンサー求人(クリック課金)
  • 管理画面でメッセージ・選考状況・Web面接

求人ボックス

  • 無料で採用ボードに投稿できる(審査あり)
  • 自社サイトからのクローラー掲載(採用ボードと併用不可)
  • 有料オプションは有料枠に表示(クリック課金)
  • 入札単価25円〜1,000円、予算は1日500円から
  • 応募はメールで通知、企業から直接連絡

各社の公式ページの内容を要約したものです。確認日は2026年10月15日で、出典は記事末尾にまとめています。

飲食・小売で使い分けるときの考え方

まずは両方に、無料で、店舗ごとに出す

どちらも無料で掲載できるので、最初から一方に絞る理由はあまりありません。求職者がふだん使うサービスは人によって違うため、まずは両方に出し、どちらから応募が来るかを見ます。

多店舗の場合は、店舗ごとに求人票を分けるのが基本です。求人ボックスの公式ページでも、1つのアカウントで店舗ごとに求人票を作ることがすすめられています。勤務地で検索する求職者に見つけてもらいやすくなり、店舗ごとに掲載・停止の管理もできます。

有料にするのは、応募が足りない店舗・職種だけ

全店一律で有料にすると、もともと応募が集まる店舗にも費用がかかります。2〜4週間ほど無料で出して応募数を見たうえで、応募が足りない店舗・職種だけを有料にするほうが、費用を抑えやすくなります。オープン前の大量募集や、繁忙期の前など、期限がある募集では最初から有料を使う判断もあります。

配分は「応募1件あたりの費用」で決める

有料を使うときは、サービスごとに、使った金額を応募数で割って応募1件あたりの費用(応募単価)を出し、店舗・職種ごとに比べます。同じ店舗でも、ホールとキッチン、平日昼と土日夜で数字は変わります。数字が良いほうに予算を寄せ、悪いほうは原稿を直すか止める。この見直しを月に一度は行います。

自社の採用サイトやATSがあるなら、掲載の経路を確認する

店舗数が多く、自社の採用サイトに求人をまとめている会社では、各サービスの自動掲載(クローリング)を使うと、求人を一つずつ投稿する手間が減ります。採用管理システム(ATS)を使っている場合は、そのシステムがIndeed PLUSやIndeedエントリーに対応しているか、どの経路で求人が掲載されているかを確認しておきます。

図2:使い分けの進め方

  1. 両方に無料で掲載
  2. 2〜4週間、応募数を見る
  3. 足りない求人だけ有料に
  4. 応募単価を比べて配分
  5. 月に一度、原稿を直す

期間は目安です。期限のある募集では、最初から有料を使う判断もあります。

併用するときの注意点

  • 同じ求人を重複させない。同じ店舗・職種の求人を、直接投稿と自動掲載の両方で出すと、同じ求人が二重に並ぶことがあります。求人ボックスでは、クローラー掲載と採用ボードは併用できません
  • 条件の変更はすべての掲載先で同時に。時給やシフトを変えたら、両方のサービスと自社サイトを同じ日に直します。掲載先によって時給が違うと、面接の場で話が合わなくなります。最低賃金の改定時は特に注意が必要です
  • 応募の窓口をまとめる。サービスごとに通知メールや管理画面が分かれるため、応募の確認が漏れたり、連絡が遅れたりしやすくなります。誰が、いつ、どの画面を確認するかを決めておきます
  • 予算の上限を先に決める。有料を使うときは、サービスごと・月ごとの上限を決めておきます
  • 応募経路を記録する。どのサービスのどの求人から応募があり、何人が面接に来て、何人が採用になったかを記録します。応募数だけでなく、採用につながった数で比べることが大切です

時給の見直しについては、最低賃金1,177円時代の求人票の見直し方で詳しくまとめています。

原稿・運用で応募数を伸ばすポイント

職種名・勤務地・給与をはっきり書く

求人ボックスの公式ページでは、応募を集めやすい書き方として、職種・業務が分かるタイトルにする(例として「食品スーパーのレジ・品出しスタッフ」は良く、「明るいスーパーでのお仕事」は良くない)、勤務地を住所の形式で書く、給与を明記する、仕事内容を初めて見る人でも想像できるように書く、といった点が挙げられています。Indeedの公式ページでも、求人票の内容が詳しく書かれているほうが多くの求職者に見られる可能性が高まると案内されています。

飲食・小売なら、次のように書きます。

  • 職種名は、焼肉店の夜のホール、スーパーの早朝の品出しのように、仕事と時間帯が分かる名前にする(職種名は例です)
  • 給与は時給を1円単位で書き、研修期間の時給が違う場合は期間と金額も書く
  • 仕事内容は、最初の1週間でやることを具体的に書く

アルバイトと社員の求人票は分ける

求人ボックスの公式ページでは、仕事内容や給与が異なる場合は求人票を分けることがすすめられています。検索の対象になる給与は1つのため、時給の求人票に月給を書き添えても、月給の検索には出てこないためです。条件が違うものは分けて出します。また、古く更新されない求人は一般的に応募率が下がるともされています。採用が決まった求人は止め、続ける求人は最新の状態に保ちます。

原稿の一文で変わることもある

当社が支援した焼肉店のアルバイト募集(Indeed)では、クリック単価も広告費も変えずに、求人原稿に一文を加えたことで応募単価が2,000円から1,000円になりました。単価を上げる前に、求職者が知りたい条件が書かれているかを見直す価値があります。詳しくは焼肉店のアルバイト採用における求人原稿改善の事例をご覧ください。

応募のあとの連絡を早くする

どちらのサービスでも、応募が来たあとの連絡は企業側の仕事です。連絡が遅れると、面接に来ない応募者が増えます。応募から面接までの連絡の進め方は、面接のドタキャン対策の記事でまとめています。

チェックリスト

  • 掲載する前
    • 店舗ごと・職種ごと・雇用形態ごとに求人票を分けた
    • 職種名・勤務地(住所の形式)・給与を明記した
    • 研修期間の時給と期間を書いた
    • 直接投稿と自動掲載で同じ求人が重複していない
  • 有料にするとき
    • 無料で2〜4週間出し、応募が足りない求人だけを選んだ
    • サービスごと・月ごとの予算の上限を決めた
    • 単価を上げる前に原稿を見直した
  • 掲載したあと
    • 応募の確認担当と確認のタイミングを決めた
    • 応募経路・面接・採用の数を記録している
    • 月に一度、応募単価を比べて配分と原稿を見直している
    • 条件を変えたときは、すべての掲載先を同じ日に直している

まとめ

  • Indeedと求人ボックスは、どちらも無料で掲載でき、有料オプションはクリック課金型(2026年10月時点の公式ページ)。仕組みが近いため、「どちらか」ではなく「どう組み合わせるか」で考える
  • 求人の載せ方は、直接投稿と、自社の採用サイトからの自動掲載の2つ。Indeedには連携ATSから配信するIndeed PLUSもある。求人ボックスでは、自動掲載と採用ボードは併用できない
  • 進め方は、両方に無料で店舗ごとに出す → 応募が足りない求人だけ有料にする → 応募単価を比べて配分する
  • 併用するときは、重複を避け、条件の変更をすべての掲載先で同時に行う。単価を上げる前に原稿を見直す

店舗ごとの求人の作成・掲載・応募単価の見直しから、応募者への連絡、面接の調整までを任せたい場合は、飲食・小売に特化したHreee Foodsをご覧ください。採用の実務を目的に合わせて分担する採用代行(RPO)もあわせてご案内しています。いまの掲載先と、店舗ごとの応募数からご相談いただければと思います。

出典(確認日:2026年10月15日)

※この記事の情報は2026年10月15日時点のものです。サービスの仕様・料金は変わることがあるため、最新の内容は各社の公式ページをご確認ください。

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